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侍戦隊シンケンジャー第四十七幕「絆」 [特撮]

侍戦隊シンケンジャー第四十七幕「絆」雑感です。
もう,サブタイトルからして,ぐっと来ますね…。
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†††

迷いなく丈瑠の元に駆けた茉子達とは,一線を画す理念を持つ流ノ介。彼もまた丈瑠を追いたいのに,その生真面目さから容易にはそれができません。何がしかの大義名分と,背中を押してくれる相手が必要です。
そして居ました,その相手が! 第七幕「舵木一本釣」で流ノ介を助け,以降黒子として志葉家に潜んでいた朔太郎です!
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ここでもまた,こんな序盤の伏線が活かされることに! 彼を覚えているお子様は,いったいどれくらいいるのでしょうか? それを考えるに付け,我々大人を意識しているとしか思えない部分がありますよね。
「『あの殿なら,命を預けて一緒に戦える』。そう言ったのはあんただ。あんたが命を預けた殿というのは,志葉家当主という器か!? それとも中身か!? …人は犬じゃない。主は自分で決められる。」
彼の言葉によって流ノ介の迷いは晴れ,ついに彼も丈瑠の許へと駆けます!


さて,山中では丈瑠と十臓の一騎打ちが,今まさに正念場を迎えようとしています。二人の気力も限界に近付いてきて,振るう一太刀一太刀が重く身体にのしかかる。結果,最後の一太刀を相手に浴びせたのは,我らが主人公丈瑠でした!
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しかし,再び起き上がる十臓…。戦く丈瑠。十臓の戦意に終わりはないのか?
「人の世は全て,命さえ幻。…が,この手応えだけは真実! お前も感じているはずだ,何がお前の真実か!」
偽りで塗り固められた長い時間を過ごしてきた丈瑠に,十臓の言葉は深く突き刺さります。
戦いだけが真実…。このまま外道に堕ちてしまうのか,と懸念されたその時,茉子達が到着!どうやら間に合ったようです!
二人を取り囲む火柱に煽られ,近寄れない茉子達。しかし,声は届きます。我を取り戻す丈瑠,再び迫らんとする十臓!
その時,信じられないことが。十臓の足の甲に妖刀「裏正」が突き立ち,彼の進軍を留めていました。
「…裏正…ここに来て…,いや,この時を待ってか!?」
十臓の足を貫いた裏正,十臓が引いても一向に抜ける様子はなく,微動だにしません。裏正に封じられた十臓の妻の魂が,彼の足を止めていたのです!
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裏正に秘められた想い,夫を想う心を感じ,十臓に問う丈瑠。
「それは,お前の真実なんじゃないのか?」
それは,自分への問いかけでもあったのか? 直後,十臓の身体に一直線の裂傷が迸り,彼の身体は慟哭とともに崩れ始めます。十臓の200年の欲望,充たされたのかどうか? 充たされたとすれば,それは丈瑠の剣に拠ってではなく,妻の想いに拠ってだと信じたいワンシーンでした。
…ところで,ずっと「ムラマサ」だと思っていましたが,正しくは「裏正」だったんですねぇ…。


やっと追いついた流ノ介の水の剣により,丈瑠と十臓の戦いによる火柱に間隙が生まれ,仲間たちに助け出された丈瑠。気まずい空気が漂います。口火を切ったのは,意外にもことはでした。
「嘘じゃないと思います。ずっと一緒に戦ってきたことも,お屋敷で楽しかったことも。そやから…!」
「俺が騙してたことも本当だ。…ただの嘘じゃない。俺を守るために,お前達が無駄に死ぬかも知れなかった。…そんな嘘の上で何をしたって,本当にはならない。」
早く姫の許へ帰れ,そう言い残して去ろうとする丈瑠に,掴みかかったのは千明でした。拳で殴られ,倒れる丈瑠。呆然と千明を見上げます。
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「…今ので,嘘はチャラにしてやる。だからもう言うな。何も無いなんて言うなよ! 何も無かったら,俺たちがここに来るわけねぇだろ!」
熱い…熱いシーンです。千明くんの直球に,流ノ介くんが畳み掛けるように丈瑠の前に立ちはだかります。
「私が命を預けたのは貴方だ,それをどう使われようと文句はない! 侍として一旦預けた命,責任を取ってもらう! この池波流ノ介,殿と見込んだのはただ一人! これからもずっと!」
丈瑠の前に跪く流ノ介,それに追随する千明とことは。そして茉子姐さんが,トドメの一言を。
「丈瑠。志葉家の当主じゃなくても,丈瑠自身に積み重なってきたものは,ちゃんとあるよ。」
これまでの時間が偽りばかりではなかったことを,仲間たちに拠って悟らされた丈瑠。その目からは,一粒の涙が…。
「…俺に…俺にも…?」
今回一番の名シーンです! これまで背負ってきたものを,認め,許してくれる仲間の存在が,丈瑠にどれほどの力を与えたことでしょう。思わず目頭が熱くなります。
そしてその背後では,十臓の後を追うように,静かに砕け散る裏正…。切なくも美しいシーンでした;_;


その頃お屋敷では,丈瑠の許へ駆けた家臣たちの気持ちと,5人の絆を再認識していた薫の姿が。自分の登場が,彼らにどれほどの辛苦を与えていたのか。彼女もまた,やはり人の上に立つ者なんですね。
そこに,外道衆出現の知らせ。姫の気持ちの一端を知った源太は,薫と共に出動を申し出ます。
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「寿司屋でよければ,お供するぜ。」
こちらはこちらで,いいシーンでした!

そしてもう一つの見どころは,今回の戦闘中にある茉子と薄皮太夫の絡みでしょう。
「わちきはずっと目を逸らしていたのだ。何があったか。何をしたか。…そして,わちきが何者なのか。」
何かを決意したらしい大夫,その相手に茉子を選んだ様です。
「…少しは知った者の方がいい…。」
これまで幾度となく,剣を交わしてきた二人。段上から斬りかかる茉子の剣を,大夫は自分諸共,三味線の腹で受けます。
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「…いつか,わちきがこの世の価値を手放したと言ったな? ようやく,人であった過去を手放せる…。」
太夫が数百年の未練を解放したその時,渦巻く嘆きと苦しみが,斬られた三味線から吹き上がりました。一気に増水する三途の川! これによって,ついに血祭ドウコクが人間界へ…!
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シンケンジャーも,残すところあと二話か? ドウコクを封印するための,薫の振る舞いは? そして様々なしがらみから解放された丈瑠は? 薄皮太夫の末路はどうなるのか?
興味は尽きませんが,是非! 大団円を!


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アリア・ポコテン

少し遅くなりましたが、ご訪問&nice!ありがとうございました。
by アリア・ポコテン (2010-01-27 08:14) 

takao

あらあらうふふ、気づいたら1000nice!超えていらっしゃいますね。おめでとうございます。私の巡回するところでは、日朝キッズタイムの作品を取り上げているところがないので、いつも楽しみにしています。

これからもがんばってください。
by takao (2010-01-27 21:05) 

凪

> アリア・ポコテンさん,こちらこそご訪問&nice!ありがとうございます^^
またお伺いさせていただきたいので,よろしくお願いします!

by (2010-01-28 05:26) 

凪

> takaoさん,コメントありがとうございます^^
ほんとです,気付いたら1000nice戴いていました! 自分でもびっくりですね~。ありがたいことです^^

日朝キッズタイム関連記事は少ないせいもあってか,不思議とアクセス数の伸びがいいようです。特にプリキュアw

応援ありがとうございます,頑張ります^^*

by (2010-01-28 05:31) 

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by Heel Grips For Loose Shoes (2013-09-17 22:46) 

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