「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」，ついに観て参りました！
どうせDVDとかも買うのですけど，やっぱり一度は劇場で観てよかったです。大変な迫力に終始圧倒されっぱなしでした。う～ん，もう一回観に行きたいなぁw

せっかくなので，雑感を書きたいと思います。前知識無く観た方が感動もひとしおだと思いますので，以後ネタバレ注意にてお願いいたします。
あ，これから行かれる方，念のため「序」をもう一度見直してから行かれることをお勧めします。私は「ああ，観てくれば良かった」と強く思いました。
また，パンフレットは相当にネタバレを含んでますので，封印を切るのは映画を見終わってからがよいかと思われます。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [DVD]

• 出版社/メーカー: キングレコード
• メディア: DVD

【ネタバレ注意です！】･
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ネタバレ改行中…
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この辺で。

新キャラ登場等の条件もあり，当然にTV版とはその内容を異にしています。特に綾波，シンジのみそ汁に感動するくらいならまだしも，ゲンドウとシンジの仲を取り持つために自らお食事会を企画する行動には，本当に吃驚しました。指にいくつもの切り傷を作りながら料理の勉強をし，心配するシンジに「もっと上手くなったら」と内緒にするレイちゃん。これまでの印象を覆す人間くささに戸惑う一方，結構萌えましたw
終盤には，最強の拒絶タイプ第十使徒との決戦に於いて，「碇君がエヴァに乗らなくてもいいようにする。だから」と言いつつ，Ｎ２弾頭を抱えて使徒に特攻。新劇場版では，２人目綾波がにシンジとの絆を大切にするシーンがとても重要視されているように感じます。不思議な嬉しさと淋しさが去来したのも束の間，使徒に零号機ごと喰われるレイちゃん。このままリリスへと降りるのかと思いきや，最狂の初号機とシンジによって止められたわけですが…この先，せっかくヒトの心に覚醒した２人目のまま生かしてはおかないんでしょうねぇ…。続編「Ｑ」の展開が，これまた期待と不安が同居します。

そして新キャラ「真希波・マリ・イラストリアス」について。
正直，第一印象とあまりに違って驚きました。そういうキャラだと全く思っていなかったので。彼女の存在こそ，まさしく「破」。行動のすべてがあまりに破天荒で，オープニングからクライマックスにかけて「何でこんなに無茶苦茶なんだ」と驚かされっぱなしでした。また，エヴァの「裏コード」の存在を知っていたり，封印されたはずの弐号機を勝手に持ち出すことが出来たり，『自分の目的に大人を巻き込むのは気後れする』などといった台詞などからして，まだまだ裏がありそうなキャラクターです。今後，カヲルくんなどと積極的に絡んでシンジをイジって欲しい気がします。匂いフェチっぽいのもポイント高しw
結局，彼女の名前は何て読むのか解らず仕舞い…。「マキナミ」でよいのかしら？

最後にアスカ。
物語前半はＴＶ版等と違った印象もなく観てたのですが，全体的にエヴァのパイロットとしてのプライドの高さが前面に押し出された作風になっています。また，あれほど加持にベッタリだったくだりはばっさりとカットされているなど，劇場版ならではの時間の無さに圧された印象が最も色濃かったキャラクターでした。
何と言っても驚いたのは，参号機のパイロットがトウジではなく彼女に変更されていたこと。参号機が使徒に浸食されていたこと，ダミープラグの初号機に潰されることはＴＶ版と同様ですが，劇場の大スクリーンで観たせいでしょうか，このシーンには大変な戦慄を覚えました。更に，BGMが「今日の日はさようなら」。ガクブルです（（（(；゜Д゜）））
次回予告では，左眼に眼帯を付けて登場。「精神汚染の恐れ」とか言われていたので心配していましたが，とりあえず鬱なキャラクターにはなっていないぽかったので，その点は安心しました。

次回「Ｑ」，何年後に公開されるのか判りませんが，先の展開が今から気になってしようがありません。


締めに，劇場で購入したパンフレットについて少々。
これのメインは，鶴巻和哉監督のロングインタビュー。新劇場版の秘話が綴られており，マリちゃんの声優に坂本真綾さんが起用されたくだりなど，とても興味深く読みました。監督，「次回予告を観た途端に『破』のことなんか忘れちゃうんだろうな」とおっしゃってますが，皆さんそんなこと無いと思いますよw

とにかく，素晴らしかったです！
…っていうようなことを，一緒に観に行った方と直後に語り合えればよいのですが。すいません，口下手なうえに文章にしないと考えがまとまらないタイプなもので(^^;)

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